HTMLのタグはブラウザに命令して構造と見栄えを整える役目がありましたが、
スタイルシートの出現でタグの役目は構造のみになり、見栄えはスタイルシートとなりました。
ブラウザで表示するための構造は、table や div などのブロック体が主体になるのですが、
例えば
<style type="text/css"><!--
.red_pink {
color:#ff0000;
border:1px solid #ff55bb;
}
-->/<style>
<div class="red_pink">
上の場合、1pxのボーダーに囲まれた赤い文字になります。でもこの時のタグは <div> で ある必要はないですよね。
ブラウザがスタイルシートを理解しているから他のタグでもできる訳です。
それならオリジナルタグでも 良いのでは?となりますよね。
そこで初歩のXMLは <chp class="red_pink"> といったタグでも、
ページを作れるようにと考えられたのでしょう。HTMLをちょっと進歩させた感じでした。
(chp は、Challenge HP の約したものです。)
しかし更に進歩して、ブラウザに表示する画像や文章はデータとしてXMLファイルに収め、
表示するための構造はXSLTが行うようになりました。XHTMLのタグとスタイルシートの関係に似ていますが、
XSLTは構造であって、見栄えはやはりスタイルシートになります。文章での説明では難しいですね。
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<大リーガー>
<タイトル>メジャーで活躍する日本人選手</タイトル>
<日本人選手>
<所属>マリナーズ</所属>
<名前>イチロウ</名前>
<ポジション>野手</ポジション>
</日本人選手>
<日本人選手>
<所属>マリナーズ</所属>
<名前>長谷川</名前>
<ポジション>投手</ポジション>
</日本人選手>
<日本人選手>
<所属>ヤンキース</所属>
<名前>松井秀</名前>
<ポジション>野手</ポジション>
</日本人選手>
<日本人選手>
<所属>ドジャース</所属>
<名前>野茂</名前>
<ポジション>投手</ポジション>
</日本人選手>
<日本人選手>
<所属>ドジャース</所属>
<名前>石井</名前>
<ポジション>投手</ポジション>
</日本人選手>
<日本人選手>
<名前>メッツ</所属>
<名前>松井稼</名前>
<ポジション>野手</ポジション>
</日本人選手>
<日本人選手>
<所属>エクスポズ</所属>
<名前>大家</名前>
<ポジション>投手</ポジション>
</日本人選手>
<日本人選手>
<所属>カージナルス</所属>
<名前>田口</名前>
<ポジション>野手</ポジション>
</日本人選手>
</大リーガー>
XML文章サンプル1 上の文章をメモ帳に書き拡張子を xml で保存したもの
1行目の は、XMLの宣言です。
またサンプルのソースを見てもらうと分りますが、間違いなく同じように書かれています。
このようにXML文章はタグを分りやすい言葉で書く事ができるので、データが見やすくなります。
しかし見ての通りXML文章はデータでしかないので、実際にページとして表示するには、
XSLTというXML専用のスタイルシートを通して見ます。
またXMLではタグの前に - の記号が付いていますが、ツリー状態を表示するものです。
Windowsのエクスプローラーを 開いた時に、四角い枠の中にやはり + と - が付いていますが、
同じもので - をクリックするとツリーが閉じ + になります。
またタグが正しく入れ子になっていないと、XMLは全く表示されません。