スタイルシートはホームページビルダーなどHTMLエディタがサポートしているので、
犬も歩けば猫も歩くくらい一般的になっています。
初心者の作ったサイトでも知らず知らずのうちにスタイルシートを使っている場合もあるでしょう。
例えばリンクにマウスが乗った時にテキストの色が変るのもスタイルシートによるものです。
しかしスタイルシートはサイト作りに是が非でも必要というものではないです。
凝ったデザイン系のサイトを作りたい時などに、見栄えの面でスタイルシートは効果を発揮します。
凝ったサイトはHTMLのファイルサイズが大きくなりますが、スタイルシートを上手く活用する事で、
かなり軽くする事にもなります。HTMLの構造はタグで行い、見栄えはスタイルシートとする事で、
少ない種類のタグでホームページは作れるようになります。
実際に見栄えをタグで賄いきれなくなったので、スタイルシートが考案されたわけです。
スタイルシートがどういった面で優れているかを考えてみます。
<style type="text/css"><!--
div {
font-size:14px;
color:#3399ff;
font-weight:700;
padding:10px;
border:1px solid #00ccff;
width:250px;}
--></style>
上のように div にスタイルシートを取り込んだ場合、div は下のように表示されます。
<div>スタイルシートはユーザーがタグに命令文をつけるようなものです。</div>
スタイルシートはユーザーがタグに
命令文をつけるようなものです。
上の例は、文字のサイズ・色・太さ・とパディングとボーダーの太さ・スタイル・色・及びDIVの幅を指定しています。
つまり表示したい表現方法をタグに付けられる訳ですし、デザインを各々の要素で行う必要がないので、
HTMLが簡略化でき、しかもHTML自体のファイルサイズも軽減されます。
ちなみにHTMLの最新版のXHTMLでは、文字の色を変更するにもスタイルシートを使わないと行えません。
構造は要素(タグ)で行い、見栄えはスタイルシートで行うのが、最近のHTMLになっています。