XHTMLの1.1はXHTML1.0のバージョンアップ版ですが、HTML4.01とほとんど変わりがなかったXHTML1.0と違い、
XHTML1.1は使えないタグが幾つも出てきました。例えば<font> タグは使えないです。
その他に大きな違いはフレームが使えなくなった事ですね。数年後にフレームを使っているサイトを見たら、
「古いな〜」と思うようになるかもしれないです。
しかし廃止したと言ってもそれに変わる代替はフレームを除いてあります。HTMLでは同じ表現をするのに、
タグ・属性・CSSなど複数で選択できました。これはCSSの出現でダブってしまっているわけですね。
そこでXHTML1.1は、ダブっているタグや属性をCSSに切り替え始めたと言えます。
つまり見栄えはCSSを使って 行いなさいって事ですね。
またフレームは廃止です。<iframe>タグも廃止ですが、これには代替があります。
なのでXHTMLでは、ブラウザのアドレス表示部分が、表示しているページのアドレスが表示されます。
この事はフレームのところで書いたフレーム風をW3Cが推奨していると言えるかもしれません。
そしてどのページにリンクしても問題無いようになると言えます。フレームを使っていると、
フレームを省いたページを開いてしまうと不便なので、そうした事から廃止されたのかもしれないですね。
フレームを認識しないブラウザを考慮した、サイト作りをしていた頃が懐かしいです。
そのフレームが将来は再び無くなるんですね。でも当分HTMLが無くなるわけではないのですけどね。
よく使われてきたタグで廃止されるもの
<center>
<font>
<basefont>
<base>
<frame>
<frameset>
<noframes>
<iframe>
<applet>
<i>
<u>
<s>
|
→ <div style="text-align:center;">
→ <span style="color:00000;font-size:13px;">
→ bodyにCSSで指定する
→
→
→
→
→ <object data="***.html">
→ <object code="***.class">
→ <span style="font-style:italic;">
→ <span style="text-decoration:line-through;">
→ <span style="text-decoration: underline;">
|
<font>などのタグは<span>を使ったCSSに変わりましたが、外部にCSSファイルを置いてクラスで取り込めば、
ソースに書き込むのが短くなります。Challenge HPではCSSの利用を勧めてきましたが、
XHTMLは特にCSSを活用してデザインしなさいとなります。
また廃止される属性もあります。例えば background・bgcolor・align・target・name など幾つもありますが、
基本的にCSSでカバーされています。しかし<a>のtarget属性は代替がありません。
フレームが廃止になったので、target の役目は、新たにブラウザを開くものだけなんです。
今までは target="_blank" で出来ましたが、ブラウザを複数立ち上げるサイト構築を、
W3Cは良くないと捉えているのかもしれないですね?<a>タグなどのname属性は、idが代替になります。
しかし <a id="***"> を認識しないブラウザを考慮して <a id="***" name="***">
と2つ入れておいた方がまだまだ無難と言われます。
しかし全てのサイトがフレーム風サイトになり、どのページにリンクしても良いとなると、
インターネット全てが1つのホームページみたいな感じかも?と自分は思います。
もし関連ページを自分のサイト内と余所のサイトを構わずリンクを貼ったら、
それこそ何処のサイトにいるのか分からなくなるような感じになります。
しかも新たにブラウザが開かない作りなら、次々と色々なサイトを渡り歩く感じですね。
「リンクはトップページにお願いします」というセリフは無くなるかもしれません?
W3Cの狙いを少し垣間見たような気がするのは気のせいかな?