■ GIF画像を軽くする
GIFアニメ作成フリーソフト Animation GIF Maker
GIFアニメは教科書などの隅に描いたパラパラマンガと同じで、順番に画像を表示して動いているように見えるものです。
画像の枚数を増やせば表現が増しますが、当然GIFアニメファイルのサイズが大きくなりますし、
また画像の縦横のサイズが大きくなっても画像のファイルサイズが大きくなります。
従ってGIFアニメを軽く作るには、元になる画像を出来るだけ小さな画像を使う、プラス軽い画像を使う事になります。
GIF画像は256色までしか使用できませんが、その色の数や色の配置で重くなったり軽くなったりします。
色数が少なくて色の配置が単純な画像ほど軽くなるのでGIFアニメにする画像は、その辺に注意して作ると良いです。
また減色すると更に軽くなります。例えば16色しか使ってないなら、
16色に減色したGIFを使えばおよそ半分くらいにまで軽くなります。
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256色のGIF 1831バイト |
64色に減色したGIF 1820バイト |
16色に減色したGIF 1009バイト |
今回用意したサンプル画像は9色しか使ってないので256色と64色では大差ありませんでしたが、
画像が複雑になるとかなり変わってきます。
265色と16色に減色したGIFでは800バイト以上違いますが、GIFアニメは画像を複数枚使用するので、
この差が大きくなってきます。例えばGIFアニメを使ったサイトバナ―で、数十KBもあるのもありますが、
上手に作る人は同じよなものでもかなり軽く作ります。
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962 バイト |
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425 バイト |
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320 バイト |
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272 バイト |
同じ色を使って16色に減色したGIF。色の配置が複雑だと重くなる例。
GIFアニメ用の画像を作る場合は、少しでも単純な色の配置で軽く作るのがコツです。
■ 未定義と未消去を使う
■ 動いている部分だけアニメにする
GIFアニメは画像を丸々変更してアニメーションする必要は無く、動いている部分のみ変更する事もできます。
そのため画像を小さくする事や、色数を減らす事もできるので、重くなりがちなアニメが軽くなる訳です。
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4枚の画像のアニメ 3783バイト |
38色の画像 2607バイト 64色に減色 |
14色の画像 137バイト 16色に減色 |
10色の画像 134バイト 16色に減色 |
21色の画像 897バイト 64色に減色 |
横53px・縦96px の目をつぶるGIFアニメですが、目の部分は 横24px・縦5px の小さな画像にする事
+それに伴い色数も減らす事ができるので軽くなる訳です。
画像のサイズが違いますが、縦と横の位置を計算して配置すれば、1枚目の画像より小さくなる分には問題無く表示されます。
完全な表示の無い画像で出来ているGIFアニメのサンプル
直前に表示されたものを利用して、少しでも単純な画像にして軽くする例。
このようにGIFアニメは軽くする手法がありますが、逆に軽いGIFアニメを作る事を想定して、
GIFアニメにふさわしいアニメーションを考えるのが良いです。
どんな画像でもアニメーションになりますが、それをしないのが上手な人で、
効果的な画像を使い、軽いGIFアニメ作りにチャレンジしてみてはいかがですか?
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