■ スタイルシートの書き方
書き方の基本
選択部
{
属性
:
値
}
選択部には、要素(タグ)・クラスセレクタ・IDセレクタが入ります。
属性には、文字の色を変える color など、スタイルシートで定義された属性を入れます。
値には、それぞれの属性で定義されている値やキーワードを入れます。
例えば文字の色を赤にする場合は次のようになります。
body {color : #ff0000}
文字の色とサイズを指定する場合は、; で区切りスタイルシートを指定していきます。
body {color : #ff0000 ; font-size : 14px ;}
タグに直接スタイルシートを指定する書き方は次のようになります。
<div style=" color : #ff0000 ; font-size : 14px ; "> インラインスタイルシート </div>
タグに直接スタイルシートを取り込むので選択部は要無く、style 属性で取り込みます。
グループ化
違うタグに同じスタイルシートを定義する場合、グループ化する事が出来ます。
<style type="text/css"><!--
body {
font-size:14px;
color:#000000;}
td {
font-size:14px;
color:#000000;}
--></style>
<style type="text/css"><!--
body , td {
font-size:14px;
color:#000000;}
--></style>
body と td を , で区切り並べた下(緑部分)は、上(青部分)と同じ事になります。
また宣言部も (font-size:14px と color:#000000) ; で区切り複数入れる事が出来ます。
クラスセレクタ
タグにスタイルシートを定義してしまうと、そのタグを使うとみんな同じ表示になってしまいますが、
それでは都合良くない場合が多いです。そのためクラスセレクタを使います。
クラスセレクタは名前の前に . (ピリオド)が付きます。
<style type="text/css"><!--
div {
font-size:14px;
color:#000000;}
div.red {
font-size:13px;
color:#ff0000;}
--></style>
上の場合は、<div> タグ内に書かれた文字は 14px の黒い文字になりますが、
<div> タグにクラスを指定する事で13pxの赤い文字になります。
<div class="red">13px の赤い文字</div>
これは div.red となっているため、<div> タグのみ class="red" を使えます。
<style type="text/css"><!--
div {
font-size:14px;
color:#000000;}
.red {
font-size:13px;
color:#ff0000;}
--></style>
上の場合は .red になっているので、<div> タグ以外にも適用できます。
<span class="red">13px の赤い文字</span>
今回の例は赤い文字だったのでクラスセレクタを red にしましたが、red はあくまで名前なので、
英数字なら何でも構いません。- や _ も初めの文字以外に使えます。
スタイルシートを使う上で クラス(class) は最も重要な使い方になります。
idセレクタ
id セレクタもクラスセレクタと似た感じですが、こちらは1度しか同じidを使えません。
またこの id はJavaスクリプトにも使われます。idセレクタは名前の前に # が付きます。
<style type="text/css"><!--
.blue {
font-size:14px;
color:#0060ff;
padding:10px;
width:350px;}
#lime {
border:1px solid #00ff00}
#pink {
border:1px solid #ff88ff}
--></style>
id の使い方の例として、クラスで文字のサイズ・色、要素のパディング・幅を決めた場合に、
ボーダーの色は別にしたい時は、上のように id でボーダーのみ指定したりします。
<div class="blue" id="lime">id の使い方その1</div>
<div class="blue" id="pink">id の使い方その1</div>
コンテキストセレクタ
グループ化している下の場合は、td も div も14px の黒い文字になりますが、
, を 半角スペースに変えると全く意味が異なってきます。
<style type="text/css"><!--
td , div {
font-size:14px;
color:#000000;}
--></style>
下の場合は、td の中にある div に対してだけ、14px の黒い文字になります。
つまりテーブルの中のdiv という事です。スタイルシートを効かす条件が増えたわけです。
<style type="text/css"><!--
td div {
font-size:14px;
color:#000000;}
--></style>
コメント
スタイルシートの宣言を <!-- 〜 --> で囲うのは、スタイルシートを認識しないブラウザへの一応の配慮です。
<!-- ここに書かれたテキストはブラウザで表示されない。 -->
またスタイルシートにコメントを入れる場合は /* 〜 */ です。
<style type="text/css"><!--
/* body関係のスタイルシート設定 */
body {
font-size:14px;
color:#000000;}
/* table関係のスタイルシート設定 */
table {
border:1px solid #aaaaaa;}
td {
font-size:14px;
color:#0000ff;}
/* リンク関係のスタイルシート設定 */
a:link {
text-decoration:none;
color:#5555ff;}
a:visited {
text-decoration:none;
color:#0080ff;}
a:active {
text-decoration:none;>
color:#00aaff;}
a:hover {
color:#ff8800;}
--></style>
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